今月も、いつもどおりの安全会議を実施しました。
だんだん気温も下がってきましたが、他社において熱中症の事例が報告されているため、気温だけではなく、湿度と作業の内容によることを再度伝えました。
弊社車輌には、あまねくバックセンサーを取り付けているのですが、中には故障してしまったり、もげてしまったものもあるようなので、各自報告をあげるように指示しました。
こういうのって、意識しないと意外と気づかずに動いていないことってあるんですよね。
大型車には、燃料タンクが2つ付いているものがあるのですが、実はタンク間のパイプにコックがついています。
というのも、片方に給油し終わり、もう片方に給油する間にこのパイプを通して満タン側のタンクが減って(移動して)しまうわけです。
また、坂道などで燃料が移動し、溢れ出ることもあるわけで・・・
このコックの締め忘れというのは、このように意外と面倒なことを起こしてしまうことがあります。
ほかにも、燃料タンクの蓋ですが、乗用車と違って3本の爪を引っ掛ける形状をしています。
このため、しっかり締めないと爪2本でしか引っかかっていないことがまれにあり、生じた隙間から燃料が漏れてしまいます。
荷物の積付けについて、みなさんは急発進と急ブレーキ、どちらに重きをおいて固定すればいいとお思いでしょうか。
当然急ブレーキですよね。
急発進はアクセルを開けなければいいだけのこと。
ブレーキだって強く踏まなければいい・・・訳にはいかないですよね(笑)
自分が原因の場合は当然車間距離をあけるとか、漫然運転をしないとか対策のしようはありますが、歩行者の飛び出しやバイクが目の前でコケた!とか、前を走る車のタイヤがバーストした時などは、危険回避のためにも急ブレーキをせざるを得ません。
そこで、後から前方向に引張る事で、発車時にかかる後方へのGだけでなく、前から後ろ方向へ引っ張る・押し付けることで急ブレーキによる前方向へのGに対応しなければなりません。
今回、事故を起こしてしまった運転手さん(弊社ではありません)は、頭(上部)は押さえていたものの、高さのある荷物で足元を固めきれていなかったため、荷物かコケてしまいました。。。
その荷物の特性を理解し、倒れる・転がる・落ちる・曲がると言った挙動に対する固縛を行わないと、最悪死亡事故につながります。
お酒について。
飲酒運転という話ではなく、お酒の体への影響について、特に依存症についての話をしました。
運転手の中には、毎日500mlの缶ビールを飲むという人もいますが、実はこれ、依存症の第一歩かもしれません。
点呼時のアルコールチェックでは0.00mg/Lと出ますので、それ自体は直接仕事に影響ありません。
しかし、何かの拍子にその飲む量が増えたとき、一気に依存症へと落ちていきます。
一般的な手の震えなどはだいぶあとの話であり、早く依存症から抜ける努力をしないと、肝臓もろとも人生も危なくなります。
なお、麻薬と一緒で完治することないみたいですよ。
日常点検の項目は日報にも表記があり毎日実施してもらっているのですが、トレーラー用の日常点検項目を記載した用紙を手に入れたので、トレーラー運転手たちに配布しました。
トラックと違い、連結部やトレーラの駐車ブレーキなど特徴的な機構がありますので、各部のチェックと注油を忘れずに行ってもらいたいところです。