今回は、弊社の加盟する川崎中央トラック運送事業協同組合さんの会議室を借り、通常会議~神奈川県自動車交通共済協同組合から講師を招いての安全運転講習及び、神奈川県自動車交通共済協同組合の運転操作検査機を搭載した「つばさ号」による運転操作の診断を行いました。
荷主さん主催のバック競技会(トレーラー)において、弊社運転手が1位を取ることができました。
※運転手氏名及び、荷主様の氏名については編集いたしました
これは、会社にとっても名誉あることなので、当該運転手に対して会社からも表彰がありました。
事故などについて
相変わらずサビやニズ濡れ等の事故が多発している模様。
ショット材と言われる板は、1滴の汗ですぐにサビが浮いてくるほそ水分にシビア。
また、垂らしてしまった水分を拭き取ろうとすれば、水分をこすりつけることになりサビの範囲が極端に広くなる。
万が一の時は上から押さえつけるように水分を吸収しなければ、広範囲にサビが出てしまう。
ショット材にかぎらず、今までやったことのない仕事の時は、既に経験のある運転手や管理者に聞く・確認をする。
立会者に指示を受けることなどを話しております。
運転手本人はちゃんと固縛をしたつもりでも、隣の車線から急に車線変更した乗用車を避けるために急ブレーキを踏んでしまったトラックの荷物がずれてしまうという事故があった模様。
車間をあけた運転などにより、自分が原因の急ブレーキをしない運転をするのはもちろん、他車からの進路妨害などによるものであっても多少のブレーキでは荷ズレを起こさないよう、その荷物にあった固縛の方法を考える重要性についても話しています。
契約外作業について
荷物の受け渡しについて、「乗り渡し(車上渡し)」や「卸渡し」「配付渡し」などがあります。
下ろすのが配達先の「乗り渡し」、下ろすのを手伝うのが「卸渡し」(何故か下ろすを卸すと表記することが多いようです)、卸す際に分別しながら指定された場所に分けていく「配付渡し」などがあります。
この時、契約では乗り渡しなのに、実際には卸渡しとなっており手伝わないと後回しにされたり、人を配置してくれていないため卸すのに何時間もかかるという配達先があるのも事実です。
そこで問題になるのは、もちろんお金の事は出てきますが、それ以上にその時にもし何か問題があった時に誰が責任を取るのかということです。
問題とは何か。端的に言えば労災事故や荷物、機器の破損です。
配達先の中には、「運転手の自分の意志で手伝っており、御社にはご迷惑をお掛けしません」などの文言の入った書類をあらかじめ作成し、運転手にサインさせ、サインしないと後回しにする(または卸させない)と言った配達先もあるようで、立場の弱い運送屋としてはその事実を荷主に報告し続けることしかできません。
ほかに、荷台からの転落や助手席においてあったものが落ちそうになって目をそらして接触事故、バック事故、台木に躓いて腰椎骨折、固縛規程違反等が起きているとの注意喚起が報告されています。
作業服の乱れや、安全靴の完全使用(運転中を除く)、作業中のくわえタバコ、鉢巻などについて今一度「ダメなものはダメ」と確認しています。
ほか、マイナンバー対応で必要な書類であったり、事務の関連を伝えて安全運転講習、つばさ号となりました。
なお、当日及び翌日、川崎マリエンにて行われた川崎みなと祭におけるトラックの死角体験のために、弊社トラクターヘッドを2日間に渡り貸し出しました。
一般の方にはなかなか触る機会のないトラクターヘッドの運転席に乗っていただき、見えない範囲があることをみてもらうことができたと思います。
トラック運転手が気をつけるのは当たり前ですが、歩行者、自転車などみなさんもトラックとはどういうものかを少しでもご理解いただき、お互いに事故のない社会を目指したいと思う1日でした。。。