今月もいつもどおりの月初土曜に安全会議を実施しました。
10月より、安全帯が腰ベルトタイプからフルハーネスタイプに変更されています。
上の写真はミドリ安全㈱よりお借りいたしました。
問題がございましたら連絡をいただければ削除させていただきます。
左側が従来からの腰ベルトタイプの安全帯。
右側がフルハーネスタイプと呼ばれるものです。
腰ベルトですと、もし踏み外して宙吊りになった際、腰に荷重が集中してしまい、圧迫による内臓への障害のほか息ができなくなったり身動きが取りづらい等のマイナス面もあります。
これに対し、フルハーネスタイプだと、背中側襟元付近で吊るされる形となり、太ももや肩~わきにかけて分散して体を支えます。
呼吸も通常通りでき、自分でよじ登ったり反動をつけて左右に体をふることもできるので、落ちた後の対処がしやすくなります。
ほか、いつもどおり荷主様より情報提供の各種事故の展開を行い、弊社運転手さんたちが同様の事故を起こさぬよう注意喚起を行いました。
例えば、後続車が無理に追い越し、その先の鋭角な交差点を曲がるために急ブレーキをしてきたため、トレーラー運転手が追突を避けようと急ブレーキをしたことで荷ずれが発生してしまったという事故。
これは、相手の乗用車の行動が少々問題あるとは思いますが、動作の鈍いトレーラーからすればなかなか避けるのが難しいもの。
車間距離を考えることとしか注意喚起しにくい問題ではありますが、やはりプロの運転手としてはもらい事故も事故は事故なので、出来る限り周りに気を配って運転するしか無い旨を伝えております。
他には、転がる方向に身体を置けば挟まれる。
荷物の動く方向に身体を置けば同様に挟まれる。
吊り荷に手を触れない。
アオリのロックを解除したら開く。
脚立は重心を脚立の足の幅より外にしないでその都度移動する。
作業時はクレーンのオペから見えるところに立つ。
荷札が剥がれたら、立会の人などに確認してもらう。
キャビンや荷台への乗り降りの時は3点支持をする。
荷台で後退りせず、振り向いて前進する。
などの今まで何度も事故が起きているものについての度重なる確認を行いました。
ほかにも、L字のアングル(鋼材)が道路に落ちており、これを踏みつけてしまったためにタイヤがバースト。
他車を巻き込まなかったのは幸いでしたが、ジャックナイフ状態となって積み荷が落下した事故があったとのこと。
これも、前走車は避けていたとのことなので、車間距離を十分取っていたら停車・またぐ・避ける事ができたものと思われます。
また、信号などの停車時、目の前に停まっている車輌との間隔が狭い車両が多い印象を受けていたため、この事も各運転手さんたちに伝え、周りを見回したらいるであろう普通乗用車1台分くらいは間隔を空けるようにと伝えました。(約5m)
ただし、高齢者の運転するバスが、進行方向先の車輌が移動するのを待っているトレーラーの脇を猛スピードでこすりながら走り抜けていくなどと、どう対処をしようのないものもあったりします。
この件で、バスの運転手は「ブレーキを踏んだのに車が加速した」と証言しているようで、皆さんが思う”それはアクセルだろ!”というツッコミを入れたくなるような事故だったようです。
弊社でも、冬季に凍結した道路でジャックナイフを起こしての事故を起こした経験があるため、これから寒くなっていく中で同様の事故を起こさないようにと案内をしております。