今月は、健康診断の日程などもあり5月27日に前倒しして会議を実施しました。
主なものとして、やはり運送業界で話題となっている車両制限令違反(特に高速道路での荷台からのはみ出しや重量・軸重違反)についての話が多くなりました。
他に、社員用に携帯電話を用意しているのですが、この更新時期となったために、新機種へと変更をしました。
そして、梅雨入りの時期ということもあり、体調管理についての話もしています。
安全に関するものとして、車間距離についての話をしました。
大型車の場合、目の前が見えるためにどうしても前車に近づきすぎるという問題があります。
特に信号待ちなどで停車する場合、大型車側からはそれほど近づいているつもりもないのですが、その前にいる乗用車側からするとかなりギリギリまで間を詰められた感覚になります。
横の乗用車(軽でなければおおよそ4.5~5.7m)を基準に、1台分くらいは空けるようにと指示をしました。
荷主からの情報提供としては、基準を守らないことによる指摘事項が増えている旨があったため、面倒がらずに一つ一つを守っていくようにと伝えました。
ほかに、構内の出入りの際には一時停止すること、吊り荷の下に入ってはならないことはもちろん、吊っている高さの1.5倍は退避しなければならないこと、契約外作業を行わないことや、その要望をされた際にはその旨をこちらに連絡することを伝えました。
他社ですが、道路走行中に乗用車が目の前に急に割り込んできたため、強めのブレーキを踏んだために鋼管が前方にズレたという製品事故が起きたようです。
自分が事故を起こさないのはもちろん、そういった他の車両に起因する事故を起こさないために、予測運転が重要であることを伝えています。
東京で問題になっているようですが、いわゆる”マリカー”の問題についても話題となりました。
公道走行可能なカートを利用して走り回るというものですが、遊園地内のカートと勘違いしているのか、ぶつかろうが急な車線変更しようがお構いなしに暴走しているというもの。
大型車、特にトレーラーであれば巻き込む可能性が高いため、周囲にその姿を確認したら先に行かせることも選択肢に入れるように指示しています。
万が一事故を起こした際には、その接触箇所(傷・凹み箇所)をアップ、引き、角度を変えて写メをとるようにとも指示をしています。
これは、交通事故だけに限らず、製品事故があった場合についても同様で、交通事故であれば保険屋さんへの説明、製品事故であれば荷主様への説明の際に大いに役立ち、それをもとに責任がどこにあるかという話をすることができるからです。
ほかに、客先で保護ポール(入り口わきに、設備保護のために立っているポール)に接触し、客先の方から報告しなくていいと言われたため報告しなかったところ、あとになって問題になったという件についても話しました。
これは、もう決まりとして異常があった際には報連相をすることになっているため、客先から報告の必要なしとされても会社には一報を入れる旨を伝えました。
確かに善意で担当者さんはOK出してくれているのでしょうが、上記のようにあとになってそれが問題になった際には隠したと言われてしまいます。
もし本当に問題がないのであれば、正規のルートとして荷主を経由しての確認をしなければなりません。
たしかに面倒ではありますが、そもそも接触しなければそのような確認をする必要はありません。
接触した以上は、自分の責任のもと、この対処はきちんと行わなければならないわけです。
最後に、とある駐車場にて、荷締機(固縛機器)が盗まれるという事件が起きたようです。
しかも、その機器は、既に荷物を固縛しているものをわざわざ外して持っていっているという悪質なもの。
もし、その事実に気づかずそのまま走行してしまって荷物を落としてしまったら、どんな被害が生まれたでしょうか。
なお、わざわざ使用しているものを外した理由については、使用している=故障していなく使用できるということからだろうというのが、話になりました。
逸走事故なども起きています。
今一度、基本動作について漫然と作業をするのではなく、確認をしてもらいたいところです。