今回は、一般社団法人 神奈川県トラック協会さんが配布してくれた、災害発生時安全行動キットの配布から会議が始まりました。
一般道や高速道において、揺れを感じた際の対処法や車を置いて避難する際の行動、津波や水害、雪害に対する対応方法が簡潔にまとめられたものとなっています。
また、小冊子として大きな揺れを感じた際に状況ごとに割り振られた番号を辿っていけば対処法がわかるというものもついており、車を置いて避難する際に掲示する緊急避難時放置車両周知カードというものもついていました。
荷主の会議において、産業医から「この時期食中毒が増えるため、気をつけてもらいたい」という話がありました。
特にカンピロバクターとアニサキスについてはこの時期とても増えるため、肉は十分に加熱することや、魚介類は新鮮なものを選ぶことなどが案内され、万が一のときには下痢止めを飲まずに水分補給をするようにとの指示がありました。
客先構内での事故事例では、腰痛やビニールシートによる切創、急ブレーキによる製品のズレ、許可範囲を逸脱した走行によって設備に接触し破損させるなどの事故が起きています。
他にも、追突事故なども起きており、車間距離についてや構内を走行する際の注意点などを話しています。
特に構内については、歩行者優先が徹底されているがゆえ、安全確認をせずにいきなり横断歩道を渡ろうとする人間がいるため、横断歩道付近を歩いている人がいたら、渡ろうときょろきょろしていなくとも注意するように話しました。
先月に引き続き、車両制限令についての話も引き続き行いました。
ちゃんと許可を取得していて、制限内の荷物を積んでいたとしても、荷物の積み方(前荷/後荷)になっていることで軸重がオーバーしてしまうことがあることや、踏み板(重量計測板)でアクセル/ブレーキを操作してしまうと、重心やテコの原理で地面を押し付けてしまって本来の軸重とはかけ離れた数値が出てしまうことを再度確認しています。
また、万が一ETCバーが開かなかった際は、すぐに会社に連絡を入れる旨も伝えました。
その場で停止できない場合は会社から高速道路会社に電話を入れることで、対応してもらえますが、これを怠ったときには不正通行という嫌疑をかけられる可能性があります。
日報について、7月より待ち時間などの記録が義務付けられることに対応し、日報の変更を行い、この説明を行いました。
なお、書類の記入方法については我流となってきている人が出てきたため、見本を掲示しながら修正をお願いしています。
最後に、荷主提供のドライブレコーダー動画を見て、逸走事故の様子を確認しました。
当該運転手は逃げて無事だったようですが、大型トラックがフェンスに激突して停まる様子がうつっていました。
サイドブレーキの確認をすることなど、基本を徹底することの重要性を再度確認しました。