安全研修8月度実施

8月度の会議では、先月に続き異材(事故品)の発見があったため、この件について話しました。
特に、各運転手さんたちに携帯してもらっている電話で、その異常がわかるようにアップ、角度を変えて、引いて撮影の最低3種は必ず撮影し、状況を立体的に把握できるよう配慮する旨を伝えております。

これは、管理者としての状況把握はもちろん、客様への事故報告・説明の際にも端的に示すことのできる資料となるためです。

時期的なもので、やはり熱中症による体調不良を訴える方が出ているようです。
みなさんも、水分だけでなく、ミネラル分も補給するようにご注意ください。
なお、喉が渇いた時点で既に脱水症状の軽度であり、のどが渇いていなくてもコップ一杯の水分補給を呼びかけています。

事故としては、ロックピンが外れて台車が暴走し、壁面の損傷と商品にも傷が入ったという事故があったようです。
残念ながら、日本の自動車教習所ではトレーラーの脱着方法をきちんと教えてくれないので、ABS,サービスカプラ(電源供給コネクタ),エアホース2本(サービス・エマージェンシー)の着脱する順番を理解していない場合があります。
※エマージェンシーは、ホースが外れると自動で台車にブレーキがかかります。よって、ヘッドと連結したときには最後に接続。台切(はずす)ときは最初に解放します。実際には、エマージェンシーを接続したからと言ってすぐに動き出す仕組みにはなっていませんが、一応念の為その順番を推奨しています。
もちろん、台切のときはホース類の前にアウトリガを忘れずに!
カプラ接続確認ランプも確認しましょう。

製品事故としては、スタンションの位置を移動し忘れて製品に直接当たってしまい、傷をつけたという事故が起きたようです。

弊社では取り扱うことがほぼ無い商品ではありますが、他の商品であっても同様の事故は十分考えられます。
事前準備(段取り)の時点で、何を運ぶのか、どう積み付けるのかを考え、積むときにも今一度その段取りで間違いないかを確認するよう要請しました。

会社の決まりごととしていることですが、ノンアルコール飲料についても今回話しました。
確かに、アルコールが全く含まれていないものが多く出回る昨今ですが、お客様から見たときに、車内にこの空き缶が転がっていたらどう思うでしょうか?
李下に冠を正さず。
疑われるようなことをしないのはもちろんですが、仕事中にそういったものを飲まないと仕事ができないのであれば、それはもうアルコール依存症といえます。

 

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2016年8月6日