安全研修8月度実施

気温も上がらずあいにくのお天気が続いていた長めの梅雨が明けた途端、連日の猛暑。
今年の夏の暑さも厳しくなりそうですね。
そんな8月の会議も予定通りの実施です。
今月は荷主の会社の方にもご参加いただきました。

我々の関係先等とは直接関係はありませんが、また積荷の落下による死亡事故が発生しています。
やはり原因は固縛基準違反と考えられています。
先月もお話させていただきましたが、今いかに社員の皆さんにルールを守ってもらうか、というのが我々管理者の課題になっています。
これはどの企業でも深刻な問題だと思います。

我々も関係者の皆さんと意見を出し合いディスカッションしている最中です。しかしながらこのような重大な事故を起こすルール違反をする者はごく一部のドライバーであって、そのほとんどがきちんと自分の仕事に責任を持ってやっています。
ですから日頃からルールを守って仕事をしている社員のやる気を削ぐ様な決まりは作りたくないですし、そこはきちんと評価されるべきだとも思います。

ただ同じ様な事故が繰り返し起きているのも事実です。一瞬の気の緩みで明日は我が身かもしれません。
その事をいかに肝に銘じてもらうか。
ドライバーの皆さんの心に届く、意識を変えられる、そんな方法を探す旅は続きます。

もうすぐお盆休み。
大型の台風が上陸する予報も出ています。
お仕事のある方は十分にご注意ください。
今月もご安全に。

2019年8月3日

安全研修7月度実施

梅雨に入りじめじめした毎日が続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
今月は予定通り6日の土曜日に安全会議を行いました。

関係先において至近に重大事故が多発しました。
我々は自分も相手の命も奪いかねない常に危険と隣り合わせの仕事です。今回起こってしまった重篤な災害も当たり前のルールをしっかり守っていれば防げたかもしれません。慣れや暑さや疲れ等、色々な理由からそういった規則を省こうとしてしまいがちですが、最も大切なのは命です。『凡事徹底』当たり前のことを当たり前に行う事でそういった危険を回避することが出来ます。

毎月毎月同じようなお話になってしまっていますが、裏を返せばこれだけ事故が起きていても改善がなかなかされていないという事です。こういった事例をもっと身近に受け止め認識を改めるよう運転手の皆さんには注意喚起しました。と同時に我々管理者も社員を守るため更に気を引き締めていこうと思います。

今月末からは子どもたちが夏休みに入ります。いつも以上に周りに気を配り事故のないよう安全運転で!
ご安全に。

2019年7月6日

安全研修6月度実施

5月分の安全会議は実施済みですが、本日健康診断があるため6月度の安全会議を前倒しで行いました。

関係先において商品の落下事故が発生しました。やはり原因は固縛基準違反。このような事故については会議でも何度も出ていますが繰り返し起きています。今回は幸いなことに周りを巻き込む事にはならずに済んだようですが、一歩間違えれば大惨事になっていました。
我々が運んでいるものは『重量物』です。少しの気の緩みや手抜きで簡単に大勢の命を奪うことになりかねません。今あるルールというのは過去の教訓から出来ています。面倒くさいと感じる気持ちももちろん理解は出来ます。やりすぎな部分もあるでしょう。でもそれは自分たちが守らなかった代償です。

事故を起こせば今まで築いてきたものが一瞬で崩れ、失った信用を取り戻すには相当な時間と今まで以上の努力が必要になります。自分だけではなく会社や家族も巻き込みます。そういった事もしっかりと頭に入れ、ルールは自分の命と生活を守るためにあると言う事を忘れず日々の作業に取り組むように運転手の皆さんにはお話しました。

元号が変わり早一ヶ月。今年も折り返しに来てしまいました。
昨年は熱中症の死傷者が過去5年間で最悪だったそうです。もうすぐ梅雨入り。それが明けたら本格的な暑さがやってきます。些細な体調の変化も見逃さず、体調管理は万全にしてお過ごしください。

2019年5月25日

安全研修5月度実施

大型連休、皆さんゆっくり休めましたか?
今月はGWを避けて2週目の会議実施となりました。

さて、先日起こりました大津の園児死傷事故。保育園の園長の会見は居た堪れず見ていられませんでした。対向車への注意を怠ったことで起きた今回の事故。2人の幼い命が奪われそして今も1人が重体のとのこと。これが軽自動車ではなくトレーラーだったら、、と思うと恐怖しかありません。
非常に似たような事故が我々の関係先でつい最近も発生しています。もらい事故を防ぐのは難しいですが、危険を予測して 「~かもしれない」運転を心がけるよう乗務員の皆さんには注意喚起しました。
特に大型車はすぐには止まれません。常に十分な車間距離を取ってゆとりある運転をするという事が大切です。

昼間はずいぶん暖かくなり、脱水症状の報告も入り始めました。
皆さんも連休明け体調に気をつけて、水分・塩分を補給しながら頑張りましょう。
次回は5/25(土)に6月分の会議を実施予定です。

では、今月もご安全に。

2019年5月13日

安全研修4月度実施

平成最後の安全会議を予定通り6日土曜日に行いました。

今回は荷主様の関係先で荷ズレの報告が多数ありました。異形の物を運ぶ場合、ブレーキだけでも荷ズレが起こりやすくなります。積み方を工夫する、途中で増し締めをするなどの対策はもちろんのこと、法廷速度は必ず守り、信号前はゆっくり減速して止まるよう指導しました。また、配達先の設備の都合上どうしても片荷で積まなくてはならなかったり、より荷ズレが起きやすい状況で配達せざるを得ない場合もあります。そういった場合はさらに注意が必要です。

この他にも相変わらず事故が昨年よりも多いペースで起きているとの事。特に4月は新生活が始まり、自転車事故の件数が非常に増加するそうです。
平成最後の一ヶ月、皆様も事故には十分気をつけて、無事故・無違反で令和元年を迎えましょう。

今月もご安全に。

 

2019年4月6日

安全研修3月度実施

今月も通常通り安全会議を実施しました。(3月2日)

まず、関係先での多重追突事故。
原因は居眠りとされています。睡眠時間が4時間以下になると居眠り事故の発生率が急上昇するとのこと。眠気を感じたら、たとえお客様の指定する納入時間に間に合わないとしても、予めきちんとその旨の連絡を入れ休憩や仮眠を取った方が事故を起こすより周りへの迷惑を最小限に抑えられます。眠気だけでなく体調不良なども同様です。そういった事も含め何か身体の不調を感じたらこじらせる前に早めにこちらに相談するよう話しました。


この件でもう一つ重要なのが自分ではなく後ろにいる車がそうかもしれないという事も頭に入れておかなければならないということです。そう考えるとやはり大切なのは車間距離です。
最近当たり屋に関する情報も入ってきているようです。
このような車はストップランプを点灯させないまま駐車ブレーキで急停止するとのこと。
ですので日頃から急停止されても追突しないよう十分な車間距離を確保した運転をするよう注意喚起しました。

今年も花粉の季節になりました。今年から発症する人が続出するくらい花粉の量が多いそうです。花粉の薬は眠くなる成分が含まれる物が多いため服用する際は注意が必要です。

今月もご安全に。

2019年3月2日

安全研修2月度実施

今月は通常通り、2日に安全会議を行いました。

先月もお話しましたが、インフルエンザの感染が拡大し続けております。そうでなくても体調を崩しやすい時季です。運転手の皆さんにはしっかり防寒すること、この季節も脱水になるので気をつける事など引き続き予防をしっかりするように伝えました。

続いて、荷主様の関係先において吊荷に挟まれて死亡する事故が発生しました。弊社でも退避距離については毎度のように注意喚起しておりますがこうした事故がなくなりません。特に我々が扱っている商品は重量物です。一歩間違えば簡単に命を落としかねません。そのことを再度しっかり肝に銘じてもらうよう話しました。

今回は会議後、対象者のみフルハーネス型の安全帯の講習を行いました。なぜこれを装着する事になったのかの経緯や装着方法についてなどを説明しました。
今月は都心でも雪の予報が出ています。かと思えば4月上旬の予想気温の日もあったりで寒暖差も激しいです。花粉も飛び始めている気配が、、。とにかく事故のないよう今月もご安全に。

2019年2月2日

安全研修1月度実施

新年明けましておめでとうございます。

今年1回目の安全会議は12日に行いました。

今日は会議の後、荷主様の研修に参加する者がいたためちょっと急ぎ足で進めました。
まず躓きによる怪我が多発している件。特に階段での事故が多いようです。ながら歩きや漫然と歩かないなど不安全行動をしないよう注意喚起しました。
当たり前ですが人は1年に1歳年を取ります。
気持ちの上ではいつでも10代でも、体は確実に老い、足は上がらず、数ミリの段差に足を取られます。
普段から体を動かして体力の増進や筋力の維持を意識するよう話しました。

あとはスピードと車間距離について。最近、歩行者妨害による一時不停止の取り締まりが厳しくなっているのはご存知でしょうか。我々が使用している車は特にすぐには止まれません。ですから横断歩道付近でしっかり減速する事、前の車が急ブレーキした際にも間に合う車間距離をしっかりとるよう指導しました。

弊社でも新年早々1名が発症してしまいましたが、今年もインフルエンザが猛威を振るっております。予防としては適切な手洗いとマスクです。(うがいはした方がいいが、効果はあまり変わらないそう、、) 運転手の皆さんには倦怠感など体調不良があれば早めにこちらに知らせるようにお話しました。無理をして症状を悪化させれば自分自身が辛いのはもちろん、思わぬ事故を起こす要因にもなりますし、周りにうつしてしまい何一ついいことはありません。早めに分かっていればこちらもしっかりフォローが出来ます。今回のインフルエンザは咳が残るのも特徴とのこと。
皆様も十分お気をつけください。

 

2019年1月12日

安全研修12月度実施

12月1日に通常通り安全会議を実施。今回は、会議後今年二度目の健康診断を受ける者が数名いたため、いつもよりコンパクトに進めました。

まず、車検切れ運行について。もちろんそういった事のないよう細心の注意を払い我々も各車両を管理していますが、人間なのでどうしてもミスは起こりえます。特に普段使用していない予備車両。このような車両は車検の継続手続きを失念しやすいです。今回関係先で発覚した事案もこれが原因でした。運転手の皆さんにはせめて自分が使用している車両の事は車検日を含めよく把握してもらい、不具合はもちろん、車検・点検に関しても一声掛けてもらえるよう指示しました。(2重チェックがミスを防ぐ!)

関係先で不注意による受傷者が多数。ルールは皆さんを守るためにあるという事を再度認識してもらい必ず守るよう注意喚起しました。
あとは道路交通法について。道路交通法第38条により、車両は『明らかに横断中又は横断しようとしている人がいない』時のみ、そのまま横断歩道を通過できるとなっています。この規定の違反が『横断歩行者妨害違反』と呼ばれます。このように横断歩道における歩行者優先を中心とした手厚い保護規定がおかれています。
最近、横断歩道を歩行中大型車両にはねられ今も意識不明という事故が身近でも起きました。決して人事ではなく誰にでも起こりうる事です。運転するときはもちろん、自分が横断するときも左右からの車の有無を確認して渡るように伝えました。

今年も残すことあと1ヶ月。皆様も無事故・無違反で新しい年を迎えられますように。
よいお年を。

2018年12月1日

安全研修11月度実施

第一土曜日が祝日だったため、先月同様第二週の10日に安全会議を実施いたしました。

先日、高速道路で6速に入れる入れないのトラブルがニュースになっていましたが、定速に入ったら少しでも高いギアにしてエンジンの回転数を落とし燃費を稼ぐのは当たり前の話です。
弊社でも以前、排気ブレーキを使う使わないという似たようなトラブルがありました。今のトラック・トレーラーの性能を考えると排気ブレーキは必要な場合のみ使用し、ずっと使う必要はありません(むしろ、燃費が悪くなるなど、弊害が起きます)。
『前の会社では』や『今まで』に固執せずルールや性能の変化に柔軟かつ臨機応変に対応していくよう話しました。

もうひとつ、2012年12月に東広島にて同業他社が鋼材を落下させて2名の尊い命を奪った事例を出して落下事故の責任の重さについて話しました。この事故は国道の緩やかなカーブを走行中の大型トレーラーからワイヤーで固定していた縦1.5m、横3m、厚さ2cm、1枚約800kgの鉄板30枚のうち25枚が落下し、対向してきた乗用車のフロントガラスなどを直撃。乗用車に乗っていた男性2人が全身を強く打つなどして死亡したというもの。
下敷きになった乗用車の運転席や助手席はほとんど原形をとどめていなかったそうです。原因は弊社で言えば固縛基準違反。鉄板30枚(24トン)をワイヤー1本だけで固定していました。この運転手は以前からこのような不十分な固縛を繰り返していたとの事。起こるべくして起きた事故です。固縛のルールというのは過去の痛い経験から決まっています。最低限のルールを守ることはプロとして当然のこと。手間を惜しまないということが事故を防ぎます。こういった事故を二度と起こさないために自分たちの作業を今一度見直すよう注意喚起しました。

年末に近づき関係先でも事故が頻発しているようです。輪止めに関する重大事故も発生していたため、改めて輪止めの必要性、使用方法などについても指導しました。
早いもので今年もあと2ヶ月弱となりました。皆様も今月も事故のないよう、ご安全に!

2018年11月10日