安全研修10月度実施

今月の安全会議は連休の関係で1週ずらし13日に実施しました。

9月は過去に重大災害が頻繁に起きていることから過去の事例を見直したり、8月に臨港署管内で起きた死亡事故の件や6月頃偶然目撃した事故の話をしました。運転手の皆さんにはこの辺りで多い巻き込み事故に特に気をつけるよう注意喚起しております。

荷主の産業医さんからは転倒予防についてお話がありました。関係先でも連日、転倒や肉離れの災害が発生しているとの事。転倒災害は私たちの仕事において最も多い労働災害です。特に高齢者に多く、休業期間が長引くケースが多くみられます。体操やストレッチ、トレーニングを日頃からして平衡性、筋力の維持・向上をしておくことが転倒を予防するには不可欠です。何度も言っていることではありますが、加齢により身体機能は確実に衰えていきます。過信せず災害を起こさないように自己管理を徹底することが必要です。もちろん荷台の整理や安全帯を確実に装着することも忘れずに!

最後にタイヤの脱落事故が増えています。点検は定期的に行っていますが日頃から注意して板バネの折れも時々確認するよう指示しました。
来月も連休の関係で第二土曜日の10日に会議を実施予定です。
朝晩はすっかり寒くなりました。皆様も体調には十分お気をつけください。

2018年10月13日

安全研修9月度実施

今月も通常通り第一土曜日の1日に安全会議を実施しました。

はじめに週明けに予報されている今季最大の台風に備えて荷台の養生の強化を指示しました。
続いて、万が一事故を起こしてしまったり事故に巻き込まれたりした場合の対応について、日頃からそういう場合、管理者と警察にすぐに連絡し車の損傷具合とその場の様子の写真を角度などを変えて最低3枚は撮るように指示しています。

ドライブレコーダーの普及により事故原因の解明や責任の割合が以前に比べ判断しやすくはなっていますが、その時の自分の立ち居振る舞い次第で最悪の結果になりかねません。
事故の通報、会社への連絡だけは必ずその場ですぐに行うよう改めて注意喚起しました。

その他、関係先での事故事例や相変わらずの熱中症などの注意喚起をして終了しました。
なお、来月の安全会議は連休の関係で1週ずらし13日に実施予定です。
運転手の皆さんには連休でしっかり疲れを取ってもらい、無事故・無違反・安全運転で変わらず頑張っていただきたいと思います。

2018年9月1日

安全研修8月度実施

 今月は3月にもお世話になった神奈川県自動車交通共済協同組合さん協力の下、通常の安全会議の後に運転者講習会を実施しました。 

まず会議において、今月は荷主安全担当の方にもご参加いただきました。
やはりこの暑さで熱中症による体調不良、それが原因と思われる事故が増えているようです。さらに今月はお盆の長期休暇があります。
長期休暇後というのも体調を崩しやすいため自己管理の徹底や熱中症対策の周知、体調が悪いときは決して無理をせず休憩を取るように伝えました。

荷主関係先でバック事故が数件起きているようです。いずれも誘導者を過信して下車確認を怠ったり確認不足によるものです。必ず自分の目で何度でも下車確認や指差呼称を行うよう指示しました。また、車両左折時の巻き込み物損事故もあり、同じような状況で過去に死亡事故も起きているためスピード・一時停止を守り無理な運転はしないよう話しました。

荷主の産業医さんから今月は歯の健康についてのお話がありました。歯周病というのは全身の病気の危険因子だそうです。加齢によって免疫力はどんどん低下していきます。今までと同じケアではなく今まで以上を心がけなくてはなりません。食後は必ず歯を磨くのはもちろんの事、フロスや歯間ブラシも併用し歯ブラシは1ヶ月を目安に交換することも大切です。
加齢による免疫力低下の話が出ましたが、これは免疫力だけではなく体力・判断力も落ちていきます。運転手の皆さんにも自分を過信せず年齢を受け入れて慎重な運転をするよう伝えました。

なお、運転者講習会ではセフティ・テストやコメンタリー運転の実行について勉強しました。

2018年8月4日

安全研修7月度実施

7月7日に通常通り7月度安全会議を実施しました。

まず荷主関係先で商品落下等の事故が繰り返し起きているため過去5年分の事例を周知し、改めて注意喚起しました。
スペアタイヤに関しても3ヶ月点検時に業者に確認してもらうのはもちろんのこと、各自ガタ・ズレ・緩みが無いか日頃からチェックするよう指示しました。

荷主構内に出入りしている運送会社の事故として商品輸送中の車両火災事故がありました。原因は現在調査中とのことですがブレーキの引きずりの可能性が高いようです。運行前の点検を確実に行うこと、走行中違和感があったらすぐに路肩に駐車して確認し会社にもその旨連絡するよう話しました。
この他に納期遅延や接触事故も起きているため確認の徹底やゆとりを持って運転するよう伝えました。

弊社の4t車の安全ガラスが割られるということがあったため足回りだけではなくボディ関係、荷台、シートが破られていないかも確認するよう指示しています。

今年の夏は暑さが尋常ではないため再度体調管理についてと夏休みの子どもの飛び出しや老人に十分気をつけること等を伝えて会議を終了しました。

2018年7月7日

安全研修6月度実施

今回は、健康診断の日程があったため、本来は6月2日に実施する安全会議を1週前倒しして実施しました。

季節柄、熱中症に対する注意喚起が多くなり、熱中症というものについての説明(1度から3度まで)や、その原因(高気温・高湿度・無風・急に暑くなった)、守るべきこと(客先構内で去年起きた熱中症例の殆どが朝食を抜いていた=朝食は抜かないこと!)について話しました。

ほかにも、暑さに対する慣れも必要であるが、その暑熱順化についても4日空いたらリセットされてしまうため、長期休暇後は注意が必要であることなども伝えています。

ほか、いつものように事故についても運転手さんたちに伝えています。
急ブレーキで接触回避したのに、慌ててブレーキを離してしまって結局接触事故発生したり、シートを剥がしたところ水濡れが発生していたなど。

また、バール作業についても、いつも支持している足を「人」の字に広げて”スカ”を食らった際にも荷台から落下しないようにという件や、脚立作業時は脚立の足の外側に重心を持ってくることのないように(=その時は脚立自体を移動すること)と確認しました。

また、ブレーキ/スモール・ウィンカーについて、汚れによって周囲を走る車両などにこちらの意思を伝えられない状況にしないため、定期的に拭うように指示しました。

また、おいてあるものは落ちる・転がる・倒れるため、その可動範囲・方向に身を置かない点についても確認しました。

車検を受けた際、あとで発行される検査証シールについても、これをフロントガラスに貼り付けていないと道交法違反となることを伝え、各車確認するように指示しました。
(予備車については私が確認しに行き、トレーラーに貼り付け漏れている車両があったためナンバープレート左上に貼り付けておきました)

会議終了後、全員川崎マリエンにて行われた健康診断を受診。
解散となりました。
次回は7月7日を予定しています。

2018年5月30日

安全研修5月度実施

今月はゴールデンウィークがあったため、いつもの月頭の安全会議を1週ずらして12日に実施しました。

まず、鉄鋼業界として前年同期とくらべて重大事故(死亡事故)が増えているため、緊急要請と言う注意喚起が各社にあったことを伝えました。
また、構内移動時に一時停止やライトの点灯、クラクションを鳴らす等の決まり事を守れていない車輌や、フロントガラスに貼り付ける車検証のシール(検査標章)が貼られていない(=道路運送車両法66条及び109条)車両が稀に見かける為、各社確認するようにとの通知があったため、各運転手へ周知しています。

この他にも、荷崩れや固縛方法を守らなかったことによって荷台が破損した事例、一般道での接触事故やオーバーハングによる尻振り事故、丁字路直進中に交差点に突っ込んできた原付バイクによる貰い事故、階段での踏み外しや荷台での転倒、顔面を保護する面体を本来の位置まで下げずに使用していたため、ゴミを放り投げた際に跳ね返ってきた部品で唇を切ったなど、様々な事故や災害が起きています。

それぞれ、弊社の関係する事故にたとえて各自行動を考えてもらうよう、指示しました。

なお、次回会議は健康診断実施の関係上、6月頭ではなく、5月26日予定となっております。

2018年5月12日

安全研修4月度実施

今月は通常の安全会議となります。(4月7日実施)

荷主会議にて産業医さんより、糖尿病についての話がありました。
HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)という値について、過去1-2ヶ月の血糖値の平均を反映して上下するため、血糖コントロール状態のめやすとなる血液検査があり、喉が渇く(頻尿も)、食後病的な眠さが襲う、ダイエットをしているわけでもないのに体重減少、すぐに疲れてしまう(易疲労感)などの典型的症状が出ているときには既に症状が進行している為、健康診断などで糖尿病予備群として診断されたらすぐに対策を取らなければならないなどの話しを伝えました。

この時期、朝夕はまだ寒いものの昼は意外と暑いということもあり、早めに熱中症対策を行うようにも話しました。
真夏になってしまえば、暑さに体がなれ、水分・ミネラル分の補給が当たり前となってしまいますが、この時期は油断するとちょっとした作業で意外と汗をかいていることがあります。

経験10年のベテランさんが台木に躓いて転倒という事故が起きているようなので、『荷台の5S』などと言われる、整理整頓などについても注意喚起しました。(他に、後退りしないとか、自分の重心を考えるなど)

一つ一つの基準について、あれもこれもやらないといけないではなく、やることが当たり前と考えるようにということも話しています。
面倒かもしれませんが、それぞれやることには意味や理由があります。
それまでに、荷物を落としたり、傷つけたり、人が怪我したりした結果、今の基準が出来上がっています。
自分の身を守る等の点からして、面倒がらずにその一つ一つを当たり前にやること。これが重要であると伝えました。

私の経験したことですが、先週土曜日15時半頃、交通事故に遭遇しました。(当事者ではなく、反対車線から事故直後の様子を窺い知ることができました)
これは、とある交差点で左折した大型車が、自転車を運転する老人を轢いてしまったというものでした。
弊社でも、もう4~5年前に、左折巻き込み事故を起こしているため、各運転手さんにも同様に右左折時自転車・歩行者の確認(死角注意!)について徹底するように指示しました。

人身事故の約半数が追突であり、疲れているのに無理して運転すれば当然反応の遅れや乱暴な運転につながる。
休憩をとり、眠気を感じた際には、10分でもいいから仮眠をとる。
それだけでかなり頭はスッキリするはず。

春の交通安全運転も実施されます。
この期間だからではなく、この期間だからこそより一層安全に気を配った運転をしてもらいたい旨伝えています。


特に、登校・下校時間に関しては、新一年生が道路から飛び出す可能性が高まります。
この文章をお読みいただいている方も、十分お気をつけください。

2018年4月9日

安全研修3月度実施

  今回は、神奈川県自動車交通共済協同組合さん協力の下、通常の安全会議の後に安全運転講習を行い、更には可搬型事故防止機器(アクセスチェッカー・HONDAセーフティナビ)を用いた各運転手(事務所社員も参加)の運転技能についての確認も行いました。

まずは会議において。
夏タイヤで雪道スタックすると法令違反であることを確認し、営業車両は既に前車スタッドレスタイヤに交換しているので、各自通勤に使用する車輌のタイヤについても気をつけるように指示をしました。

ほか、いつものように後退による接触事故、商品上から地面への落下事故、凍結した路面で滑って受賞したという事故などについても同様の事故を起こさぬよう情報の共有を行っています。

最近、軸重や総重量についての取締が特に厳しく、トレーラーに於いては『最大積載量(その車両が構造上積める最大量)≧特車通行許可(その道路が通行させられる車輌の大きさ・重さ)』となるため、最大積載量を下回っていても公団に検挙されることも十分ありえます。

それよりも悲しいのは、ちゃんと特車通行許可に見合った荷物に減トン(荷を減らすこと)してもらっているのに、積み方が悪くて軸重が出てしまい検挙ということもありえます。
(例えば、荷台が12mあった場合、荷の重心が先端から6mのところに乗せれば前後の車輪には均等に重量がかかります。が、目一杯前に荷物をおいてしまえば、前方の車輪に過大な重量がかかってしまいます。)

また、ドライブレコーダーを荷主さんで見せてもらった件についての話もしました。
前を走るハイエースを煽りまくるダンプ
車線変更を繰り返し、トレーラの目の前に突っ込んでくる軽バンなど。
煽ってくる車を相手にしない事。近づかないことなどを指示し、周りの車の挙動を見るように話しました。

そして私自身の経験として、前日夜、対向車のクロネコヤマトの配送車が急ブレーキで止まった。
私からはなにかあるように見えないが、気をつけて走っていたら中央分離帯あたりでいきなりバスケットボールが転がってきたという事がありました。
これは、対向車によるヘッドライトで蒸発現象が起き、そのものには気づけ無いものであったこと。
そのまま走行していたらバンパー破損を免れることはできないであろうことなどを話し、周囲に気を配ることの大切さについても伝えました。

あと、これからの季節の問題として花粉症について。
くしゃみをすればその間に車輌は進んでしまう事。
薬を飲めば眠気を催すものもあるということなどをはなし、注意喚起を行いました。

なお、運転者講習会では後退事故の防止についてを勉強しました。

 

2018年3月3日

安全研修2月度実施

早いもので、もう1月が過ぎてしまいました。
皆さんは久しぶりの雪、どうでしたか?
弊社では一部前もって荷主さんにお願いして配達を中止させて頂く事ができ、延着や事故など起こすことなくなんとか乗り切れました。
しかし、高速道路がずっと通行止めなのには閉口でした。

さて、今月も安全会議を実施しています。
社内ではありませんが、車輌の盗難事件があったとか、路面凍結でバランス崩して転倒したとか、挟まれた、納入時間を守らなかったなどの事例があったため、これらの紹介を行いつつ注意喚起。

行政から運転手に対して”教育せよ”と言われている項目のうち、健康管理の重要性についてもテキストを用いて案内しました。

 

特にこの時期、風邪はもちろんインフルエンザが流行しており、A型B型にもそれぞれ2種類あるので最大で4回インフルエンザに罹る事もありえるなんて話もあります。

みなさんも体調管理はもちろん、自分がインフルエンザを撒き散らす迷惑な人にならないよう、手洗いマスクを実行し、もし罹ったらすぐに病院に行って休みましょう!
「私は責任があるから出社する!」なんてかっこよくないです。

2018年2月3日

安全研修1月度実施

新年あけましておめでとうございます。

今年の安全研修(会議)は13日に実施しております。
(本来なら6日ですが、連休を取っている運転手さんたちからすれば、合間に出勤という事態になってしまうため、1週ずらしました)

弊社では、この年末から数件の事故が連続してしまいました。

といっても、相手のあるものは1件で済んでいますが、いずれも気をつければ回避できたものばかりで、残念です。

まずは、弊社所有のトラックが当て逃げしたと言われてしまった案件。
相手方より、お宅のトラックが当てて行っちゃったよ!警察呼んでいるけど当て逃げになっているよ!という電話がかかってきて事故を認知。
当該運転手に確認するも、その認識がない様子(電話口でわかるくらい驚いていた)ので、弊社車輌の目視による確認およびドライブレコーダーで確認したところ、どうやら相手の運転手さんが何らかのミスによりこちらによりすぎて当たってしまったものを、保身のために被害者・加害者を入れ替えて自分の会社の報告&警察に事情説明した模様でした。

電話にて口頭で説明した後、相手方会社の方に当該車両をお持ち頂き、位置合わせなどしたところ後軸の真上であったことやドライブレコーダーの動画を確認してもらい、納得してもらえました。
また、警察ではこちらが当て逃げしたという形で扱われているとのことでしたので、同様にその当たった場所を撮影した画像とドライブレコーダーの動画を担当の刑事さんにお見せし、「確かに安藤運送店さんの車が当たってきたという当初の話とは大分食い違うので、被害者・加害者の入れ替えをしておきますね」とのお言葉を頂き、ご理解いただけました。

他の事故については、対向車が来たので避けたら地面に埋まっていたH形鋼にタイヤを引っ掛けてしまいバーストさせてしまったということや、駐車場に止める際に隣に停まっている車にぶつけてしまったという”ありがち”な事故となります。

ありがちだからこそ、無理して突っ込んでいかないとか、見えにくいとか、いつもと違う状況でバックする際は、いくら慣れているいつもの駐車場に止める際でも下車確認するということがいかに重要かを再確認しました。

ほかに、自転車のマナーが悪いことや、歩行者が我が物顔(当然歩行者保護はすべきですが、それにあぐらをかいて安全確認もせずに突然横断、交差点の斜め横断などする人・自転車が多く、また自転車は歩行者じゃないのですが。。。)で交通法規を無視することが多いので、やはり”まさかこんなことは”ということをしてくるとおもって運転すうるようにと話しました。

また、客先構内において油漏れの事故が続発しているようなので、下回りの点検をしっかりするようにとも話しております。

2018年1月13日